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「妊娠中にチーズケーキは食べないほうがいい」という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
今回は、この気になる話についての情報を集め、まとめてみました。いつもの記事とちょっと雰囲気が違うかもしれませんが、家族や未来の家族の健康にかかわることなので、参考にしていただけたらと思います。
妊娠中にチーズケーキを食べてはいけない理由はリステア菌にある?
まず答えをお知りになりたい方もいらっしゃるかと思いますが、順を追ってみていきます。
「妊娠中にチーズケーキは食べないほうがいい」といわれる理由は「リステリア菌」と呼ばれる細菌です。
リステリア菌は河川の水や動物の腸管内など、私たちの生活する環境に広く分布しています。このリステリア菌が食物を通して体内に入ると、食中毒を引き起こす可能性があるのです。
ところが実際は、健康な成人だと多量のリステリアを摂取しないと発症せず、発症しても気づかないくらいの軽い症状で済み、重症化することはまれといわれています。
厚生労働省ホームページによると、国内ではこれまでリステリアによる食中毒の報告例はないとのことです。(2010年9月26日現在)
なぜ妊娠中にチーズケーキは食べないほうがいいの?
ではなぜ、「妊娠中にチーズケーキは食べないほうがいい」のかといいますと、妊娠中の方は少量のリステリア菌でも発症し、そうなるとお腹の赤ちゃんに影響が出ることがあるからです。
詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。
引用元:「厚生労働省|リステリアによる食中毒」
妊娠中でも加熱してあるチーズケーキなら食べてもOK
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というと、見出しの通り、そうではありません。
リステリア菌のもう1つの特徴が「加熱による死滅」だからです。
妊娠中の方でも、「加熱してあるチーズケーキなら食べても大丈夫」なのです。
具体的に下記の2種類なら問題なく食べられます。
・オーブンで焼き上げる「ベイクドチーズケーキ」
・蒸し焼きにする「スフレチーズケーキ」
これらに対して、加熱していない「レアチーズケーキ」は、妊娠中の方は要注意といえます。
妊娠中にチーズケーキ以外に気をつけたいこと
ここからはチーズケーキからはちょっと離れますが、大事な情報だと思いますので触れておきます。
リステリア菌に対しては、妊娠中の方以外に高齢者や免疫機能が低下している方も注意が必要と、厚生労働省ホームページにあります。
要注意の食品も含め、詳しくは 「厚生労働省|リステリアによる食中毒」をご参照ください。
また、チーズケーキでなくチーズにも、もちろん同じく注意が必要です。
パッケージ裏の「商品表示」に「プロセスチーズ」とあるものは、熱処理してあるので妊娠中でも食べるのは問題ありません。
妊娠中は要注意!リステリア菌が入っているチーズケーキ以外の食べ物とは
ここで、リステリア菌が入っている可能性があり、妊娠中に避けたほうがよいチーズケーキ以外の食べ物について箇条書きでまとめます。
・生ハム
・スモークサーモン
・肉や魚のパテ
・コールスローなどのサラダ
まとめ
妊娠中にチーズケーキを食べてもいいのかについて、みてきました。熱処理してあれば問題ないので、カロリーなど他の面にも気をつけながら、スイーツライフをお楽しみいただけたらと思います。
風見鶏本舗でもいろいろなチーズケーキをご用意しておりますので、ぜひ召し上がってみてください。
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